生理痛を治療するにはまず、その生理痛が機能性月経困難症なのか、あるいは子宮内膜症など、子宮や卵巣における器質的な異常によるものなのかを判断します。器質性月経困難症の場合は、その疾患の治療を行います。機能性月経困難症と診断されたら、下記のような治療法がとられます。
生活上の工夫
骨盤内の血流を改善するために適度な運動が効果的です。軽いジョギング、ウォーキング、ストレッチングなどがお勧めです。
痛み止め(鎮痛剤)の服用
我慢できないほどの痛みが生じてから服用するよりも、早めに、あるいは痛みが始まる前に服用して、上手に生理痛を回避してください。
ピルの服用
ピルの服用により、今まで鎮痛剤を服用しなければ過ごせなかった人も、そのほとんどが鎮痛剤を必要としなくなります。生理中は寝ていなければならなかったような人も、大部分は、仕事も日常生活も楽にこなせるようになります。